MILANO


テアトロ・ アルセナーレ


1976年、井田邦明とマリーナ・スプレアフィコが、ミラノ中心部に創立した劇場。1272年に作られた教会を利用した劇場からは、多くの話題作、実験作が次々に生み出されている。

 

付属の演劇学校は1978年に始まり、2000年には全日制となる。

ルコック・メソードを主軸に据えた授業は、イタリア国内はじめ、国外からも生徒が集い、 門下からは演劇界で活躍する多くの演劇人や芸術家を輩出。

ミラノを代表する演劇センターの一つとして親しまれている。

 


パオロ・グラッシ芸術学校


1951年、ミラノの演劇界の重鎮パオロ・グラッシと、世界的演出家ジョルジョ・ストレーレルが、イタリア演劇界の意識向上を目指して創設した名門演劇学校。

当初はピッコロ・テアトロの付属学校としてスタートしたが、1967年、ミラノ市立パオログラッシ演劇学校と公立になり、2000年より、演劇・音楽・映画・語学・舞台技術など、芸術の専門分野のハイレベルな専門家を育成するため組織された「ミラノ財団」配下の学校となり現在に至る。この学校で学んだ多く卒業生が、イタリア内外の演劇界で活躍中である。

 

1989年より井田邦明はこの学校の「演技」「演出」「戯曲制作」クラスの教授職にあり、また2002年からは「ダンスシアター」クラスも受け持っている。